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カインとアベル

なんとなく今年に入ってから、定期的に近所の白山神社に参拝しています。
初詣の時になんとなく買ってしまった神札を祀ったせいかもしれません。
神棚もなくて榊と水玉だけなんですけどね。
初詣のときにはあんなにたくさんの人で溢れていた境内は閑散としています。
鳥居からの参道は雪が深くて進めないのであえなく脇道からご無礼させていただきました。
いつも、あたりまえに、そこに存在してくれている神社。
今日は、縁あって甥っ子とお参りにきました。
はしゃいでいた甥っ子が、誰もいない境内に入った途端にトーンダウン。

ああ、そうか。

この空間は、人間を謙虚にします。

初詣のお祭り騒ぎでもなく、観光地の賑やかさもありません。
でもきっとそこにおられる神様の気配。
子供を産んでから、信仰というものを改めて考えるようになりました。
子供が母親に対する感情に似ている。
温かくて厳しい。
手に入れたいけれど、届かなくてもどかしい。
兄弟の確執も、母の存在によるところが大きい気がします。

兄弟の確執といえば、旧約聖書の「カインとアベル」を思い出しました。

カインとアベルは、アダムとイヴがエデンの園を追われた(失楽園)後に生まれた兄弟です。また、この二人の弟にセトがいます。カインは長じて農耕を行い、アベルは羊を放牧するようになりました。
ある日2人は各自の収穫物をヤハウェに捧げます。カインは収穫物を、アベルは肥えた羊の初子を捧げましたが、ヤハウェはアベルの供物に目を留めカインの供物は無視しました。嫉妬にかられたカインはその後、野原にアベルを誘い殺害します。その後、ヤハウェにアベルの行方を問われたカインは「知りません。私は弟の監視者なのですか?」と答えました。これが人間の吐いた最初の嘘としています。しかし、大地に流されたアベルの血はヤハウェに向かって彼の死を訴えました。カインはこの罪により、エデンの東にあるノド(נוֹד、「流離い」の意)の地に追放されました。この時ヤハウェは、もはやカインが耕作を行っても作物は収穫出来なくなる事を伝えます。また、復讐されることを恐れたカインに対し、彼を殺す者には七倍の復讐があることを伝え、殺させないよう刻印をしました。(Wikipediaより)

なぜ神様が、カインの捧げ物を無視したのか。
各宗派によって意見が分かれるところのようです。
アダムとイブの息子の話ですから、ユダヤ教だけでなくキリスト教徒やイスラムにも繋がる根幹のストーリー。
この意見の対立は、結構面白いのでお暇な方はネットで検索してみてください。(同名の韓流ドラマの情報がすごい量ヒットしてきますが)


さて、じつは甥っ子。今日は弟くんだけ連れてきました。
聞くとお兄ちゃんとケンカしたようです。
謝って仲直りするというので、二人の好きなカードゲームを二つ購入しました。
ちょっと嫌がらせしたくなった私
「どうせ兄ちゃんは、カードゲームのコト知らないんだから、二つとも自分のモノにしたら?」
弟くんは少し考えてから、ポッケにカードをねじこみました。
「にいちゃんはいつも僕に命令ばっかりだから」
そしてアベルはポッケに「えこひいき」をつめて家に帰ったのです。

しかし驚いたことに、家に着くと、走り寄ってきたお兄ちゃんにあっさりカードを渡してしまいました。

流石に何千年たっているだけあって、人類は進化しているようです。

カインとアベル。どちらがどうという問題ではなくて、この試練こそ神様からの贈り物ですよね。日本人の感覚ですが。



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劇団へ

旦那と離婚すれすれまで喧嘩したあたりから、とんとご無沙汰していた地元の小劇団へ遊びに行った。
旦那とのいざこざはすっかり鎮火して、娘まで出産。
「いろいろご心配かけましたが、今とても幸せです」
と報告したら案の定、土下座した頭を踏まれた。
私が途中で投げ出した、恋に生きて不幸になるウラ若き遊女の役を熱演するハメになったノムさん(御歳60歳)の心中は察するに忍びない。
ごめんよぅノムさん。

久々の稽古場は驚くほど様変わりしていた。
何人かの劇団員が去り、知らない顔が増えている。
若い。
いや、今までの平均年齢が異常に高かっただけなのだが。私は何年も最年少だったので喜ばしい。

なによりうれしいのが、かの、つかこうへい劇団に所属していた子が入団していたことだ。

うわぁああ本物の劇団の人だぁああああ
いや、うちだって本物の劇団なんだけどね

「きのこさん。始めまして。王子(仮名)と申します。よろしくおねがいします」
深々とお辞儀する元有名劇団員。

うわぁあああああ礼儀正しいよぉおおお

「う、、うん。いろいろあると思うけど頑張ってね」

うわぁあああああなんで先輩ヅラしてんの私。かっこわるぅううう。

しかし、この後。
田舎の趣味サークルレベルの劇団で、彼は本当にいろいろあって苦労する事になる。

人生とは、スキルではない。

若い劇団員6人で、小さな芝居をうつ事になった。
いろいろ話し合った結果、王子にアクションを教えてもらい、戦隊モノをやることになる。
「任せてください」と力む王子の表情は、練習第一回目で蒼白になる。
ほとんどの人間が、前転すらままならない。
発起人のオ●ダくんは、仕事帰りでスーツ姿だ。
「できることから」と握りしめた王子のコブシは、練習第二回目で震えだす。
さっそく一人、ドクターストップがかかる。
発起人のオ●ダくんが、来なくなった。

人生とは、スキルではない。



逆境だ。(島本和彦「逆境ナイン」より)

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

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蜘蛛の糸

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という話。

カンダダという男が地獄の底で、お釈迦様が投げてくださった蜘蛛の糸にすがりついて登っている途中、後からすがりついてきた他人に「降りろ降りろ」と喚いた途端に糸が切れる。

私ならどうするだろうと、ここのところずっと考えていた。

この話を知らないでこの状況になったなら、私は間違いなく他人を蹴落としたにちがいない。そして蜘蛛の糸は躊躇なく切れるのだろう。

だがしかし。

この話を知っていたとしたら・・・

カンダダは、己だけ助かりたいという無慈悲な心を持ったから、蜘蛛の糸は切れてしまった。つまり他人を救いたいという慈悲の心を出せばよいのだろうか。
しかし、相手は蜘蛛の糸だ。
虫ならともかく人間が何人もぶら下がって無事なはずがない。
みんなで天国には行けそうもない。
「私はいいからみんな先に行って」と言ったところで、やはり重量オーバーな蜘蛛の糸は切れるだろう。

いったいこの頓智の正解はどこなんだろう。

強欲な私は、何度もシュミレーションして打開策を探した。

いっそのこと「助かりたい」と思わない というのはどうだろう。
糸のはしに検問所を設け、一人づつ登らせたのなら糸は切れないはずだ。
そして、一人につき500円とる。

十人なら5000円。百人なら50000円だ。

これだ。これしかない。

そしてそれを元金にして、鬼に賄賂を渡して責苦を逃れれば地獄も地獄ではなくなるだろう。
地獄に残った人間を集めて新たな事業を起こし、天国の富裕層を顧客にすればビルゲイツもビックリのビッグビジネスが生まれるに違いない。

ナイス蜘蛛の糸

しかしここでまた問題が。お釈迦さまの存在である。

人間のエゴイズムを試したお釈迦さまの意図からいうと、金欲にまみれた私の行動は論外だろう。私がお釈迦さまなら天国から金だらいを落とす。

行き詰って、旦那に相談すると、旦那は静かに答えた。

「俺なら切れる前に登り切る。はやくメシを作れ」
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お寒いですね

毎日朝晩冷え込んでまいりました。
みなさま、いかがお過ごしですか?

もえもえは最近朝起きるとなぜか左肩が痛い。
斜め45度右上を見上げると激痛が走ります。
夕方頃には痛みは弱まり、寝る頃には特に気にならなくなるのですが、
また朝になるとムチウチ状態に・・・。

なぜ?そんなに激しい寝相なのか!?
電気毛布がそんなに熱いのか!?

冷え性の私は、旦那様より一足先に電気毛布で凍てつく夜を乗り切っています。
そして、電気毛布を入れ始めたあたりから、どうやら首が痛くなるようです。
ですが、布団などはさほど乱れていないので、寝相が悪いという訳ではないようです。

どうして・・・どうしてこんな・・・・


まるで小動物が一晩中乗っかっていたような痛みが・・・








モエぇえええええ!!!おまえかああああああ!!!!

うちの寒がりの甘たれミニチュアダックスは、
今夜も私の寝床に潜り込んで来るのでしょう。
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銀きのこ

Author:銀きのこ
22年6月に娘を出産。
更新途絶えてましたが再開します。

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