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蜘蛛の糸

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という話。

カンダダという男が地獄の底で、お釈迦様が投げてくださった蜘蛛の糸にすがりついて登っている途中、後からすがりついてきた他人に「降りろ降りろ」と喚いた途端に糸が切れる。

私ならどうするだろうと、ここのところずっと考えていた。

この話を知らないでこの状況になったなら、私は間違いなく他人を蹴落としたにちがいない。そして蜘蛛の糸は躊躇なく切れるのだろう。

だがしかし。

この話を知っていたとしたら・・・

カンダダは、己だけ助かりたいという無慈悲な心を持ったから、蜘蛛の糸は切れてしまった。つまり他人を救いたいという慈悲の心を出せばよいのだろうか。
しかし、相手は蜘蛛の糸だ。
虫ならともかく人間が何人もぶら下がって無事なはずがない。
みんなで天国には行けそうもない。
「私はいいからみんな先に行って」と言ったところで、やはり重量オーバーな蜘蛛の糸は切れるだろう。

いったいこの頓智の正解はどこなんだろう。

強欲な私は、何度もシュミレーションして打開策を探した。

いっそのこと「助かりたい」と思わない というのはどうだろう。
糸のはしに検問所を設け、一人づつ登らせたのなら糸は切れないはずだ。
そして、一人につき500円とる。

十人なら5000円。百人なら50000円だ。

これだ。これしかない。

そしてそれを元金にして、鬼に賄賂を渡して責苦を逃れれば地獄も地獄ではなくなるだろう。
地獄に残った人間を集めて新たな事業を起こし、天国の富裕層を顧客にすればビルゲイツもビックリのビッグビジネスが生まれるに違いない。

ナイス蜘蛛の糸

しかしここでまた問題が。お釈迦さまの存在である。

人間のエゴイズムを試したお釈迦さまの意図からいうと、金欲にまみれた私の行動は論外だろう。私がお釈迦さまなら天国から金だらいを落とす。

行き詰って、旦那に相談すると、旦那は静かに答えた。

「俺なら切れる前に登り切る。はやくメシを作れ」
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Author:銀きのこ
22年6月に娘を出産。
更新途絶えてましたが再開します。

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